令和元年5月10日、竹田市議会は第2回臨時会を開催した。
この会議においては、会期の決定や、報告及び議案の上程が行われた。最も注目されたのは、議長辞職の件及び新議長選出に関する議題だった。議長の辞職願いが提出され、出席議員はその辞職を許可する決議を行った。新たに選出された議長は佐田啓二氏である。
一方で、会議は報告第1号から第5号、及び議案第59号についても審議した。市長の首藤勝次氏が提案した内容では、竹田市税条例等の一部改正や、「竹田市立こども診療所」の再開報告などがあり、議員から質疑が行われた。特に、上島弘二議員が税決定に関しての事前説明の有無を尋ねる一幕があり、税務課長の相馬隆英氏が国の法律改正に基づく説明が遅れた経緯を答える場面も見受けられた。
また、プレミアム商品券事業についての質疑が相次ぎ、山村英治議員が対象となる戸数や事務費に関連した質問を投げかけた。市の担当者は、過去の事例や近隣市の状況を述べながら事務費の妥当性について説明し、人口規模に応じた予算が割り当てられていることを示した。
さらに、議会改革調査特別委員会の委員定数変更と新委員の選任議題が議論された。昨年設置された同委員会は、議会改革を進めるため、今後の活動も期待される。
報告内容の中には、竹田市が国民健康保険税条例の改正も含まれており、市民負担軽減への努力を惜しまない姿勢が見受けられる。議会の進行においては緊張感もありつつ、市政に寄与しようとする多くの議員の姿勢が伺えた。
最後に、全ての議案は原案通りに可決され、臨時会は終了した。今後も市議会は市民の声を反映させ、市政を推進していく役割を担う。