令和6年第1回豊後大野市議会定例会が3月21日午前10時に開議され、重要議案が可決された。
多くの議案が審議され、特に「豊後大野市議会議員及び豊後大野市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例」の制定に関して、実施の重要性が強調されている。この制度により、すべての候補者が平等に選挙戦に挑める基盤を整えることを目的とし、県内で導入されている他の自治体と同様の取り組みを進める形で議会において全会一致での承認を得た。
また、議員定数・報酬等調査特別委員会による報告も行われた。委員長、後藤雅克氏が報告した内容では、議員定数を16人に削減する意見が主流を占め、背景としては急激な人口減少が挙げられる。これに伴い多様な市民が議員として活動できるよう、報酬の増額を検討する必要性についても触れられた。調査結果をもとに、行政がどのように魅力ある報酬体系を整えていくかが今後の課題となる。
さらに、消防団条例や消防手数料条例の改正案も可決された。これにより、消防団員の報酬が大幅に増額され、団員の処遇改善につながることが期待されている。報酬を向上させることで、活動への参加促進を目指す方針が示された。
議会では、議案提案の際に上がった質問に対して、執行部から適切に答弁がなされるなど、活発な議論が続けられた。特に市民によろしく行動する為の具体的な支出見通しとその内容が重要視される場面が多く見受けられた。全42件の議案は、ほぼ異論なく可決され、市民の生活基盤を支えることを目的にした様々な条例や予算案が成立した。
総じて、豊後大野市議会では、市民福祉の向上を目指し、市の運営をどのように効率的に行うかが念頭において進められるべきことが示された。
今後も議会運営が市民からの信頼を以て続けられることが期待される。