令和6年4月22日に竹田市議会の第2回臨時会が開催された。
出席議員15人の全員一致で、会期を本日1日間と決定した。
議事は、報告案4件及び教育長の人事案件、キャンプ場条例の改正案が採決に付された。
市長の土居昌弘氏は、提出された案件とその提案理由の説明を行った。
報告第1号の内容は、竹田市税条例の一部改正に関するもので、市税条例には個人住民税の特別税額控除を新設することが含まれている。
続いて報告第2号では、都市計画税条例の改正が紹介され、課税標準の負担調整措置を延長することにも触れた。
また、報告第3号は税特別措置条例の改正についてであり、過疎地域において産業振興を促進するための税の課税免除に関して、適用期間の延長が図られる。
報告第4号では国民健康保険税の限度額の引き上げが説明され、これにより住民負担の見直しを図る意向が示された。
議案第55号では、現在の教育長、志賀哲哉氏の任命問題が議論された。
反対討論は山村英治議員からあり、地域の教育や政策に対して現行執行部に異を唱える意見が表明された。
賛成意見を述べた賀籠六めぐみ議員は、志賀教育長の実績として、ICT教育の充実や中学校標準服の導入などを評価し、今後の教育行政に責任を持つ人物と強調した。
最終的に、6案件のいずれも原案通りに可決され、特に教育長人事案件は賛成多数で決定された。
会議は午前10時34分に閉会したのち、議長の佐藤美樹氏と2名の署名議員によって会議録が署名されたことが報告されている。