令和3年5月11日、竹田市議会の第3回臨時会が開かれ、新議長および副議長が選出された。
この臨時会は議長選挙から開始され、上島弘二議員が臨時議長を務める中、渡辺克己議員が新たに議長に選出された。議長に当選した渡辺議員は、「新人議員と共に市民に信頼される議会を目指す」と述べ、会派に頼らず個々の意見を重視する方針を示した。
また、副議長には阿部雅彦議員が選任された。阿部議員は、議長を支えつつ意見を尊重し合い、市民の声に耳を傾ける重要性を強調し、「議会改革を進め、誰もが意見を言いやすい環境を作る」と意気込みを語った。
会議では、複数の報告と議案が上程され、特に新型コロナウイルス対策としての補正予算案が注目された。市長の土居昌弘氏は、補正予算総額は184億4,841万2千円であると説明し、その内容には新型コロナウイルスワクチン接種経費や子育て世帯への支援が含まれていることを明らかにした。
面会中に、阿南智博議員はワクチン接種に関する予約システムの混雑について懸念を示し、円滑な運営に努めるよう要望した。これに対し、保険健康課の熊谷芳浩課長は、接種が遅れた理由を説明し、近日中には接種を開始する予定であると述べた。
議会運営においては、事業の効率化や議員数の減少に伴う意思決定の迅速化が求められる中、議会力向上のための改革が進められる。これに対して、各委員会の正副委員長も選任され、今後の議会活動における役割が明確化された。