令和5年3月2日、竹田市議会第1回定例会が開催された。
議会は午前10時に開議し、出席議員は15名で定足数を満たしていた。議長の渡辺克己氏が開会を宣言し、議事が進められた。
会期は本日から23日までの22日間と決定され、異議なしとされた。市長の土居昌弘氏は、その後多くの報告を行い、その中で昨年度の市政運営を振り返った。特に、感染症の影響を受けた昨年、様々な行事を感染予防策を講じながら実施できたことに喜びを示した。さらに、「第2次竹田市総合計画」の策定にも取り組んでいることを強調し、地域活性化のための政策展開に言及した。
本定例会に提出された議案は、予算案21件、条例案12件、一般案28件の合計61件であり、これらの議案の提案理由について市長が細かく説明した。その中でも注目が集まったのが、令和4年度竹田市一般会計補正予算(第10号)で、歳入歳出ともに12億4,652万円の減額が含まれていた。これにより予算総額は209億6,603万4千円に調整される。
議案第11号では、令和5年度竹田市一般会計予算についても説明された。その内容によれば、総額は202億5,269万7千円であり、前年度に比べ4.2%の増額となっている。これには「ひとが輝き 未来へつなぐいのち溢れるまち『竹田』」という将来像に基づく計画が反映されている。市の各分野において、具体的な事業が計画されており、特に子育て環境の充実や健康福祉計画の強化がテーマに挙げられる。市長は、各種施策を通じて地域の持続可能な発展を目指していると表明した。
この他、議案の中には消防団員の定員、給与、服務等に関する条例の改正があり、処遇改善につながるものと期待されている。在住者の公共施設利用に関する協議や、過疎地域持続的発展計画の変更なども提案された。これらの議案は、竹田市の将来を見据えた重要な政策であり、議員たちの慎重な審議が求められる。
本日の会議に付された全ての議事が終了した。次回の会議は、約22日間後に行われる予定であり、さらなる市政の発展に向けた協議が続くことが期待されている。