竹田市議会第2回定例会が令和3年6月14日、開会した。今回の会議では、新市長の施政方針に関する所信表明が中心的な議題である。市長の土居昌弘氏は、地域振興や高齢者福祉など多岐にわたる方針を示した。
特に高齢化社会への取り組みが焦点となり、高齢者が住みやすい環境を整える必要性が強調された。市内の高齢者の健康管理や社会参加を促進することが、今後の重要な課題とされている。議員からは、地域の公民館での活動や、外出支援策としての移動手段の確保についても質問が上がった。
次に外国人労働者の受け入れが取り上げられ、竹田市の人手不足を解消するためには、技能実習生の受け入れ体制の整備が急務であるという意見が述べられた。市として、自ら受け入れ事業者の支援を行う必要があることが確認された。
また、温泉に関する話題では、レジオネラ菌などの細菌検査が行われており、市内温泉施設において特に問題が起きていないことが報告された。市長は観光の振興と温泉を結びつけ、多様な観光ニーズに応えることの重要性を再認識した。
最後に、水の駅おづるについて、事業の拡充や新しいテナントの導入を模索する動きがあり、地域の活性化のために実施することが期待されている。