令和5年6月19日、竹田市議会第2回定例会において、議員たちは様々な重要な課題について意見を交わしました。中でも、教育や福祉に関する議論が熱を帯び、市民の声を反映させた議論が展開されました。
まず、賀籠六めぐみ議員は不登校支援の取組について質問し、新生竹田中学校におけるアンケート結果を紹介しました。この結果、94%の生徒が「統合して良かった」と回答しており、今後の改善に期待が寄せられました。また、学校統合による不安の声についても、教育委員会と連携して取り組む必要性が強調されました。
次に、畜産振興課の取り組みについても議論があり、土居昌弘市長は、竹田市の農業生産額の拡大に向けた施策について説明。特に、新規就農者の支援や過去の共進会における成果を紹介し、地域の基幹作目である和牛繁殖経営の発展が重要であると述べました。
さらに、高齢者の移動手段となる予約型タクシーの試験運行についても報告がありました。利用促進を図る施策が求められ、今後1年の予定があるとされました。これに対して、上島弘二議員は、運行日や指定乗降所の増加を要望しました。
さらに、竹田ケーブルテレビ放送事業に関する質問も挙がり、情報推進課長は地域密着型の番組制作に努め、視聴率の向上を目指していることを報告しました。市民の意見を受け、地域の活動を取り上げる内容が期待されています。
また、竹田市文化振興財団が運営するグランツたけたの今後の方針についても意見が交わされました。文化イベントの促進や地域への出向きが重要視され、市民の文化活動への参加を促進することが求められました。