令和元年9月26日、竹田市議会の第3回定例会が開かれ、様々な議題が審議された。
特に、議案第90号の令和元年度竹田市一般会計補正予算(第3号)に関する修正案は、長時間にわたって質疑が行われた。修正動議を提案した山村英治議員は、竹田市総合文化ホールの運営を一般財団法人による指定管理に移行する計画に対し、多くの市民の懸念を示した。「開館から1年での移行には無理がある」とし、慎重な検討を求めた。
この修正案について、予算特別委員会委員長の徳永信二議員は、「予算案全体のバランスを考慮して支持されるべきである」と意見を述べたが、最終的には否決された。その間にも、地方財政の充実・強化が求められる意見書案第3号が採択され、地域経済や交通整備、社会保障の充実に向けた具体的な施策の必要性が強調された。
次に、議案第91号から第102号まで、及び認定第1号については、いずれも原案のとおり可決された。また、江の島観光や地域発展を目指す意見書案第4号は、地域交通の安全対策の一環として、特に大分自動車道と東九州自動車道の濃霧対策の重要性が強調され、迅速な対応が求められることとなった。
また、決算審査特別委員会が設置され、認定第2号の平成30年度竹田市一般会計歳入歳出決算に対して、継続審査が決定された。委員長の井英昭議員は、予算執行とその報告を透明にし、地域の声を反映する施策の重要性を訴えた。
最後に、議員派遣の件に関する承認が行われ、議会運営のさらなる透明性と効率化を目指す意見が出され、閉会を迎えた。