令和3年竹田市議会第1回定例会では、重要な議案が一括提起されるなど審議が行われた。
議案の中には、市予算に関する追加修正や条例改正に関するものが含まれている。特に、令和2年度竹田市一般会計補正予算(第15号)については、歳入歳出ともに増額され、266億7,103万3千円に達する見込みであると報告された。この補正には、特に民生費の賠償金に関する増額が含まれていることが指摘されている。
また、議案「竹田市職員の給与に関する条例の一部改正」についても、扶養手当の減額が行われる計画が示された。本案は人事院勧告に基づいており、地域経済への影響が懸念されている。
市長の首藤勝次氏は、追加議案の提案理由を述べ、全ての案件に対する慎重な審議を要請した。さらに、追加議案に対する質疑は行われず、議会は迅速にこの議案を採決へと移行した。
市議会では、各委員会からの報告も行われており、総務常任委員会委員長の佐藤美樹氏をはじめ、各常任委員会の委員長が審査結果を報告した。これらの報告に対する質疑については、特に異議の声は上がらなかった。
この会議では、約45案件が一括議題として扱われ、大半が原案通りの可決が決定されたことが注目される。今後の運営に影響を与えるこれらの決定は、竹田市の行政運営において重要なスタートを切ることになった。
市長はまた、自らの任期を振り返りつつ、竹田市における行政運営の重要性と地域貢献への意欲も述べた。特に、高齢化の進行や地域経済の回復策については、地域の力を生かした政策を今後強化していく必要性が訴えられた。