令和3年12月23日、竹田市の第4回定例会が開かれ、重要な議案が審議された。特に、令和3年度一般会計補正予算(第9号)や、学校給食共同調理場条例の一部改正に関する議論が注目を集めた。
各常任委員会の委員長による審査報告が行われ、議案第94号より議案第106号までの13案件が一括議題として上程された。各常任委員会からは、慎重に審査された結果、複数の議案が原案通り可決される運びとなった。特に、予算特別委員会の後藤建一委員長は、全体会議での審査を経た後、議案第94号に対する修正案が否決され原案が可決されたことを報告した。
議案第101号、学校給食共同調理場条例の改正も焦点の一つであった。首藤健二郎社会文教常任委員会委員長は、関連する質疑に対して経過を説明し、給食の質に関する懸念に対し調理場の視察を求める意見を表明した。また、後藤建一議員は、直入調理場を中央調理場に統合する提案をし、少子化に伴う財政的ケアの必要性も強調した。このような中で教育長の食育への取り組みも称賛され、給食の質向上を願う声が多かった。
最後に、追加議案として令和3年度一般会計補正予算(第10号)も上程され、非課税世帯に対する臨時特別給付金事業などが記載され、歳入歳出とも顕著な増加が見込まれる内容となっていた。市長の土居昌弘氏は、この補正による影響について説明を行い、必要な項目を積極的に支出に計上したことについて市民理解を求めた。議案は最終的に満場一致で可決された。