令和4年3月24日、竹田市議会の第1回定例会が開催された。議長の渡辺克己氏は開会の挨拶を行い、出席議員は16名であった。議会では、合計48件の議案が一括で議題に上げられ、その後各委員長から審査報告が行われた。各議案については、総務常任委員会、産業建設常任委員会、社会文教常任委員会、予算特別委員会からの報告があり、いずれも原案通り可決することが決定された。
特に注目されたのは、決議案第1号である「ロシアによるウクライナへの軍事侵略に対する非難決議」である。議会運営委員会委員長の本田忠氏は、この決議が国際法の違反であり、一方的な現状変更を許すものではないと強調した。議会は、この決議が国際社会との連携を強化し、平和の実現に向けた努力を促すものであると認識した。
また、意見書案第1号として「生理用品を消費税軽減税率の対象にすることを求める意見書」が提案された。佐藤美樹議員は、経済的な理由から生理用品を入手することが難しい状況を指摘し、女性に最低限必要なものであるとして軽減税率の適用を訴えた。この意見書案も原案の通り可決され、女性の生理について真剣に議論する重要性が浮き彫りとなった。
全体として、会議はスムーズに進行し、各議案の可決が相次ぎ、竹田市の政策が前進することが期待される。議会は今後も市民の声を反映させるべく、確認作業を続ける意向を示した。議会運営委員会からは、閉会中も継続して調査したい旨の申し出があり、承認された。これにより、竹田市議会は市民の期待に応えるための活動を継続することとなる。