令和2年9月15日に開催された竹田市議会第3回定例会では、複数の重要議題が議論された。特に、予算特別委員会の設置や地方財政の充実を求める請願の上程が注目を集めた。議会では、議案第93号から第111号までの18件が一括議題として審査されることが決定した。
市長の首藤勝次氏は、予算の状況について説明を行い、地方財政の確保が今後の重要な課題であると強調した。また、議題の一つである「久住高原荘」は、現在の経営状況とコロナ禍の影響についても触れられた。市長は、「新型コロナの影響で、観光業が厳しい状況にある中、久住高原荘については特に敏感に状況を見極めて行動する必要がある」と述べた。
一方、議員からの質疑に対しては、本田忠議員が、竹田市立のこども診療所の現況について質問した。市の財政担当者が、看護師の雇用状況や今後の課題に言及し、雇用不安がある職員に対する対策についてお答えした。市の方針として、子育て・医療センターとの連携強化が進められることが示唆された。
また、議案第95号について質疑が行われ、久住高原荘の運営について複数の議員から意見が述べられた。吉竹悟議員は、宿泊施設の再生に向けた検討会の状況を問うとともに、具体的な進捗状況が気になるとの発言があった。市長は、「早期の再開を目指す努力を続ける」との意向を示した。
最後に、竹田市定住促進住宅条例についても議論され、単身者用住宅の法人契約の可能性が説明された。現在の入居状況とともに、引き合いのある法人契約の見込みについて問われ、市は一定の引き合いがあると答えた。