令和4年竹田市議会第4回定例会が開催された。
2022年11月30日、竹田市議会において、第4回定例会が開会した。この定例会では多くの重要な議題が議論され、特に補正予算や条例の改正に関する案件が取り上げられた。
市長の土居昌弘氏は、経済情勢に関する分析を行い、新型コロナウイルス感染症の影響や物価高騰の問題を指摘した。彼は国への要望書提出の重要性を訴え、市民の生活を守るために国との連携を強調した。「地方自治体単独では限界がございます」と述べ、支援策を講じる必要性を説明した。
会期中の重要な議題の一つは、令和4年度竹田市一般会計補正予算である。この補正予算は、台風14号による被害に対する災害復旧費用を含み、歳入歳出ともに13億4,976万5千円増額となる予定である。
委員長の審査報告も行われ、各常任委員会から提出された複数の案件が批准された。産業建設常任委員会委員長の上島弘二氏は、認定第4号から第11号までの合計5件について原案・認定すべきと報告した。同様に、社会文教常任委員会の首藤健二郎氏も4案件を承認すべきと報告した。
また、決算審査特別委員会の池見傑氏は、認定第2号に関する結果を報告。これらの報告に対しては、質疑応答が行われたが、質疑は控えめであった。審議の結果、いずれの案件も原案通りに決定された。
さらに、竹田市にとって重要な本年度の予算案や条例案についても議論が行われ、合計29件の案件が提案された。特に、報告第6号から第8号及び議案第78号から第103号に関する素案が詳細に説明された。これらの議案は住民生活に直結する内容であるため、議員たちの慎重な審議が求められる。
閉会時には議長の渡辺克己氏が定例会の成功を報告し、会は午前10時44分に散会された。今後の議会運営に対して市民の期待が高まる中、竹田市議会は新たな施策の実現に向けて長期的な視点で運営されることが望まれている。