令和5年竹田市議会第2回定例会が開催された。市政に関する重要な議案が多数上程され、議員たちは厳正な審議を行った。
会期は6月30日までの19日間に決定。市長の土居昌弘氏は、コロナウイルスの影響が和らぎつつある現状を報告し、経済活性化への施策に力を入れる考えを表明した。また、市立図書館の公共建築賞受賞や、消防職員の優勝といった明るいニュースも紹介された。
議案第73号では、令和5年度の一般会計補正予算が提案され、歳入歳出ともに4億722万3千円の増額が計上された。この中には、物価高騰に伴う支援策として、エネルギーや食料品価格への支援が含まれる。特に、民生費においては約1億6千万円の支援金が計上されている。
議案第78号から90号までの13件に関しては、農業委員会委員の任命についての同意が求められ、全会一致で承認された。農業委員会の役割は地域の農業施策において重要であり、議員たちの理解と協力が見られた。
また、議案第91号では火災予防条例の一部改正が提案され、同条例が最新の法令に適合する形で改訂される。議員たちはその重要性を認識し、承認した。
さらに、他の地方公共団体との協議として、豊後大野市の運動場を竹田市の住民が利用できるようにする提案が行われた。地方自治法に基づくこの協議は、住民サービスの向上を意図している。
市道路線についての議案では、廃止および認定が求められたが、いずれも必要な手続きを経ての承認が行われた。議長は、この議会の重要性と市民にとっての影響を強調し、全ての議案は原案通り同意されたことを報告した。
次回の臨時議会には、これらの施策の進行状況についての報告も期待される。市民生活に直結する施策が続々と進められている中で、議会はその重要な役割を果たしている。各議員の協力のもと、今後も竹田市の発展を目指した議論が続くことが期待される。