令和3年9月24日、竹田市議会第3回定例会が開催され、各種議案が慎重に審議された。この日の議題には、令和3年度竹田市取り組みに関する問い合わせや、予算に関する重要な修正案が含まれており、さらには市民からの請願も取り扱われた。
特に注目されたのは、議案第77号「令和3年度竹田市一般会計補正予算(第6号)」の審査である。本議案に関して、予算特別委員会の佐藤市蔵委員長が報告し、原案通りの可決が提案された。この補正予算は、新型コロナウイルスによる影響を緩和するための支援策がふんだんに盛り込まれている。
また、意見書案についても審議が行われ、山村英治議員と佐藤美樹議員が意見を述べた。特に請願第3号、「大分県主要農作物等種子条例制定を求める意見書」は、大分県内の農業と食糧安定供給に焦点を当てており、多数の議員が賛同した。
その一環として、佐藤美樹議員は「県においては多様性に富んだ優良な種子の安定供給を図るために、条例の制定が必要である」と訴えた。この声に対して、他の議員も賛同し、意見書案は原案の通り可決された。
さらに、今回の定例会では追加議案も上程され、主に令和3年度の一般会計補正予算(第7号)が審議対象となった。市長の土居昌弘氏は「コロナ禍における負担を削減し、市内事業者に対する支援を強化するために必要である」と述べた。
議会運営においては、特別委員会の設置も議題となり、決算審査特別委員会が設置されることとなった。これにより、令和2年度の各会計決算に関する詳細な審議が行われることが見込まれる。
本定例会は、午前10時18分に開会し、全議題を経て午後0時3分に閉会した。議会における議論は、市民の意見を真摯に受け止めたものであり、今後の竹田市の発展に寄与するものと期待される。同市議会は多くの議題に対し、実行可能な方針を示し続ける必要があると考えられる。