令和2年3月10日に竹田市議会が開催され、さまざまな重要な市政事項が議論されました。
特に、坂梨宏之進議員が市政と地方創生事業に関する質問を行い、首藤勝次市長が新型コロナウイルスへの対応策についても言及しました。特に注目されたのは、2万4,000枚のマスクを福祉施設や病院に配布する計画です。これは市民サービスを維持し、地域への影響を最小限に抑える取り組みです。
また、清風会の加藤正義議員がふるさと納税について質疑し、今年の寄附金が3億円を超えたことを受けて、今後の活用法に期待が寄せられています。市は寄附金を地域の活性化や創生に向けた政策に充てる方針です。さらに、少子化対策についても議論が行われ、中でも、若者世代の定住を促進するための施策が求められました。
市長は財政についても触れ、収入が頭打ちの中、社会情勢に急速に対応していく必要があると強調しました。今後の見通しとして、経常収支比率や財政調整基金の重要性、特に人件費と扶助費の変動について説明しました。会議では、各議員から具体的な統廃合や教育施策に関する意見が出され、より良い教育環境づくりへの期待が高まっています。
また、鷲司英彰議員は、スクールバスの現状から学校統廃合について言及し、行政としてしっかりと意見をまとめ、具体案を検討していく必要性を訴えました。教育長も教育施策を推進し、特に豊かな教育環境を目指しています。
最終的に、理事制を導入したことで、各施策の調整と実施を迅速化し、進行中の事業をより効率的に実行できる体制が整ったことに期待が寄せられています。こうした施策は竹田市の未来を形成するための重要なステップと考えられています。