令和4年6月16日、竹田市議会では第2回定例会が開催された。
本日の議題は12件におよび、議案に対する質疑が行われた。出席したのは16人の議員であり、いずれの議案にも質疑はなかった。
議長の渡辺克己氏は、複数の報告及び議案について質疑を促したが、すべて「なし」との回答が続いた。特に、議案第58号の令和4年度竹田市一般会計補正予算に関しては予算特別委員会で改めて質疑が行われることとなった。
その後、請願第1号が議題に上がった。この請願によると、義務教育費の国庫負担率を2分の1に復元するための意見書提出が求められている。社会文教常任委員会に付託される議案についても慎重に検討と審議が進められる見込みだ。
さらに、予算特別委員会が設置されたことが報告された。委員長には工藤忠孝議員が、副委員長には熊野忠政議員が選任され、今後の予算審査に期待が寄せられている。特別委員会の構成メンバーは全16人であり、広範囲な議論が行われることが見込まれる。
質問の中では、議案第65号、製造請負契約の締結についても質疑が展開された。鷲司英彰議員は、かかる請負契約が経費面でどう影響するかを問う質問を行い、消防本部消防長の志賀和吉氏が詳細な説明を行った。志賀氏は、共同運用によって最大約3億3,300万円の経費削減が期待できるとの試算を示し、今後の進展への期待が高まる一方、外注による職員の資質向上が心配される点も指摘された。
総務課長の宮成公一郎氏は、業務委託が職員の資質低下をもたらすことのないよう、検証を重ねる必要があると発言。市民信頼の維持にむけて、職員のしっかりとしたチェック体制が求められる。質疑は順調に進行し、議題は終結し、午前10時15分をもって散会された。