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竹田市議会で浸透対策と教育問題が議題に

竹田市議会第3回定例会では、大蘇ダムの浸透対策や小中学校の統廃合など多様な議題で議論が交わされた。
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令和3年の竹田市議会第3回定例会が行われ、議員による一般質問が活発に展開された。この会議では、地域の大切なインフラや福祉施策を巡り、重要な情報が提示された。

特に注目されたのは、大蘇ダムの浸透抑制対策についての話題だ。山村英治議員は、41年間の歴史を持つ大蘇ダムが、想定を大きく超える漏水を抱えていることに対し、強い危機感を表明した。議員は「竹田市民に説明責任を果たすべき」とし、国に対する明確な対応を求めた。これに対し、農林整備課長の堀徳広氏は、状況を報告し、現行の水位状況を詳しく述べつつ、国への要望活動が進行中であると説明した。

また、山村議員はウェイクケーブルパーク事業についても言及し、市の閉鎖の危機感を伝えた。施設の運営に障害が出ている現状について、実情を説明し、「早急な対応が必要」と訴えた。これに応じて、副市長の藤田和徳氏は、県や関係機関との協議の状況を述べつつ、復旧への取り組みの重要性を強調した。

さらに、川崎重工業跡地の企業進出計画も議論され、その期待や懸念が表れた。志賀郁夫企画情報課長は、進出企業の状況を説明し、雇用創出に向けた取り組みを語ったが、進展の遅れについても触れた。議員は、今後の企業誘致への強い期待を寄せ、状況の変化を注視する姿勢を示した。

教育に関しても、小中学校の統廃合に対する議論が盛り上がりを見せた。鷲司英彰議員は、少子高齢化が進む現状の中で、地域の学校運営の在り方に疑問を呈した。教育総務課長は小規模校の現状を伝え、「単純な発展が難しい」としながらも、地域に根づいた教育の重要性を強調した。

さらに、介護福祉についても高い関心が寄せられた。高齢者福祉課長は、在宅サービスの実態を説明し、サービス縮小の懸念について述べた。議員は、施設の撤退が地域の福祉網に及ぼす影響の大きさを訴え、行政の積極的な対策を求めた。地域の高齢者やその家族が福祉サービスをどのように受け、生活の質がどう向上されていくのかが今後の議会の大きなテーマとなる。

このように議会では、多くの喫緊の課題について議論が展開され、市民生活に直結する問題への対応が求められた。これからの施策には、一層の工夫と連携が期待される。

議会開催日
議会名令和3年竹田市議会第3回定例会
議事録
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