令和5年7月3日、中津市議会において議員たちが自由討議を行った。
中心的なテーマは、2023年中津市議会議員選挙の振り返り及び人口減少問題である。
初めに、3番議員の渕野真己氏が選挙の投票率の低下を指摘。特に若年層の票をどう確保するかに議論が集中した。恒賀愼太郎議員は、市民が行政に関心を持つためには、もっと地域活動を通じた意見交換が必要と語り、投票所の利便性も重要な課題だと述べた。
また、奥村議員は、若い世代が投票に行かない理由を「自分の一票では何も変わらない」という無関心にあると分析。従来の投票方法に加え、便利な投票手段の整備を提案した。
一方で、人口減少問題について提案した大塚正俊議員は、特に定住者を促すための体験ツアーなどを入れることの重要性を強調した。議員たちは、地元の資源を生かしつつ、生活環境や子育て支援を強化する方法を議論した。
須賀要子議員も、経済基盤を強化するための新たな雇用創出が急務であると指摘。また、人口を維持できる適正な数について真剣に考える時期が来ていると述べ、時代背景に即した政策の必要性を訴えた。
中津市の議員たちはこのように、政治への関心を持ってもらうための方策をあれこれと模索し、議論が白熱した。議長の相良卓紀氏も、若者世代への関心を高めることの重要性を訴え、議会のアピール方法や、実行可能な政策の重要性を強調した。
今後、中津市が直面している人口減少問題は、議員たちにとって新たな挑戦となる。このような議論を経て、さらなる行動につながることが期待される。