令和6年6月5日、豊後高田市議会は第2回定例会を開催した。
この会議では、複数の重要な議案と報告が提出され、その中で特に表彰や人口減少対策、子育て支援策についての発言が注目を集めた。
議会の冒頭、議長の安東正洋氏が、全国市議会議長会の表彰を受けた4名の議員について報告を行った。
表彰を受けたのは、25年以上議員職にある菅健雄議員、河野徳久議員、松本博彰議員、20年以上議員職にある成重博文議員である。
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安東議長は、受賞者に盛大な拍手を求めた。
続いて、市長の佐々木敏夫氏が消滅可能性自治体からの脱却について説明した。
最新の調査結果によって、本市は若い女性人口が急増し、消滅の危機を脱した。
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これまでの取り組みが成果を上げたことに感謝を述べ、今後も子育て支援などの施策を進める決意を示した。
さらに、豊後高田市では2024年4月から高田高校の全生徒に昼食を無料提供する新たな支援策を実施することが決定されている。
これにより、現在行われている医療費や給食費の無料化がさらに拡大する見込みである。
この新政策に関して、佐々木市長は「子育ては社会全体で支えるべき」との考えを強調した。
また、観光動態について佐々木市長が報告した。
令和5年の観光客数は99万4,133人で、前年よりも約20.6%の増加を記録した。
特に真玉海岸に新たに設置された観光拠点施設が名を馳せ、多くの観光客を呼び込んでいるという。
その一方で、減災への取り組みとしては、地震災害に対する備えが強調された。
佐々木市長は、近年の震災の頻発を受けて地元との連携を強化し、非常時の避難支援を進めていると述べた。
最後に、令和6年度の補正予算には、衛生費や農林水産業費に必要な経費が計上され、活動の活性化が図られる。
このように、豊後高田市の市議会は、地域の未来に向けたさまざまな施策を審議する場となっている。
次回の会期は6月14日から再開され、議案質疑が行われる予定である。