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中津市、12月の定例会で防災や農業公社の強化を議論

中津市の定例会で防災対策や溪石園の有料化が議論され、農業公社の発展についても説明された。
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令和元年12月5日、中津市議会において、様々な議題が議論されました。

中でも、防災・減災についての発言が特に注目されました。中西伸之議員は、近年の豪雨被害を受け、河川の水位計や監視カメラ設置の状況について質問しました。「人が住んでいる地域を中心に、小さな河川でも設置し、避難勧告に役立てる体制を整えるべきだ」と述べ、具体的な対応を求めました。これに対し、総務部長の泉清彦氏は、現在、危機管理型水位計や監視カメラが設置されている状況を説明し、新たな設置計画がないことにも触れました。

また、中西議員は「土砂災害警戒区域や避難体制の見直し」も求めました。過去の豪雨災害では、警戒区域外での死亡例もあり、より適切な避難対応の必要性が指摘されました。泉清彦氏は、「近年の想定を超える規模の災害が発生しているため、全ての場所で安全であるとは限らない」ことを説明し、「早めの避難準備情報を発令している」と述べました。

議会では、溪石園の茶屋と庭園の活用についても議論されました。中西議員は、溪石園の有料化について提案し、観光資源としての価値を高めるべきだと主張しました。耶馬溪支所長の井手上謙一氏は、新しい事業者が決まり、年度内のオープンに向けて準備が進められていることを回答しました。さらに、観光の誘致や集客に向けたライトアップや整備も重要なポイントとして挙げました。

次に、農業公社についても質疑がありました。中村詔治議員は、「農業公社の現状と今後の発展に向けての方針」を問いました。また、農業者の担い手不足に対して、公社がどのように取り組むのかという点も強調されました。吉岡尚登山国支所長は、現状の業務内容を説明し、「公社は地域農業の活性化に寄与するための努力を続けている」と強調しました。農業公社の機能拡充、周知の必要性が改めて確認されました。

全体を通して、地域の未来に向けた課題が数多く浮き彫りとなる会議でした。議員たちは住民生活の安全や地域活性化に向けた強い意欲を示し、今後の取り組みへの期待が高まります。

議会開催日
議会名令和元年12月中津市議会定例会(第3回)
議事録
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