令和4年6月6日に行われた中津市議会定例会では、新型コロナウイルス感染症対策や予算関連が議題に上った。
議会では、まず会議録署名議員として、本田哲也氏及び髙野良信氏が指名された。次に、本会議会期が本日から6月30日までの25日間と決定された。
市長の奥塚正典氏は、行政報告において新型コロナウイルス感染症の現状を説明した。3回目のワクチン接種が進み、安全対策を呼びかけている。
さらに、4回目のワクチン接種も6月1日から開始され、対象者への早目の接種を呼びかけている。ウィズコロナを見据えた取り組みが強調され、感染防止と経済活動の両立が目指されている。市長は、病難者などへの生活支援策を実施したことを報告し、様々な施策を推進している。
今期定例会の中でも特に注目されたのは、令和4年度の一般会計補正予算についてである。今回の補正予算は、8億5,559万9,000円の増額が見込まれ、補正後の総額は439億2,656万8,000円となる。これは、コロナ禍や原油高騰の影響を受けた生活困窮世帯への特別給付金や、給食支援にも利用される予定だ。
また、総括的な経済対策の一環として、プレミアム商品券を新たに発行することも提案された。市民への直接的な支援が期待され、経済再生に向けた具体的な手段として注目されている。
このほか、中津市税条例の改正案や火災等公務災害補償条例改正なども提案された。また、請願第1号として、飼料、燃油、高騰への支援が求められた。これは特に畜産業者からの切実な声を反映したものであり、今後の取り組みに期待が寄せられている。
議長は、今後具体的な審議を進め、全会一致での合意形成を促すことを約束した。議会の様々な課題に対し、引き続き市民の声に耳を傾ける姿勢が強調され、テキストにしたためられた。