令和3年12月、令和3年第4回中津市議会定例会が開催された。議会では、複数の重要案件が議題となり、議論がなされた。
特に、消防指令センターシステム整備について注目が集まった。これは、大分市の指令センターで119番通報を一括受信するための整備で、現在のアナログ回線に代わり、高速通信が可能になる。この変更により、119番通報から迅速な救急車の出動が可能となる。
また、障害児援護事業に関する質疑も行われ、障害児通所支援事業所の現状と今後の開設についても議論された。これは、支援学級への通学者の増加に対応するもので、事業所数の増加が見込まれている。
議会では、「地球温暖化に伴う気候変動下における持続可能な営農支援を求める意見書」が提出され、農業界からのニーズが高まる現状の中で、環境への配慮を求められた。
また、新たに指定ごみ袋の有料化についても前向きな議論が見られ、持続可能な地域づくりに向けた市民への理解を促す施策が取り上げられた。市の担当者は、「市民の意見を聞きながらの取り組みが重要」と述べた。
最後に、大雨による災害対策及びその充実強化も、議会での重要なテーマとなった。委員は、最近の自然災害の頻発を踏まえ、きちんとした備えを求めた。