令和4年12月8日、中津市議会は令和4年12月定例会を開催し、様々な重要な問題に関して議論を行った。
議会では、草野 修一議員が山国地域の存続に向けたシナリオをテーマに質問した。商工農林水産部長の大下 洋志氏は、山国地区の農業振興について現状を説明した。農業公社による支援が行われており、農業経営や後継者不足の問題解決が求められている。
また、角 祥臣議員は、今後の支援策、移住対策、及び観光振興について質疑した。特に、体験農園や観光農園の取り組みの重要性が述べられ、市長は観光案内所設置に前向きな姿勢を示した。観光関連事業者はコロナ禍の影響を受けながらも少しずつ回復している様子がうかがえた。
ひきこもり対策については、福祉部長の上家 しのぶ氏が現在の取り組み状況を報告し、計画的な支援体制の強化がなされていることが強調された。特に、家族の高齢化や支援者の心配など、具体的な対応が求められている。
また、鳥獣被害対策についても議論があり、捕獲頭数の推移や猟友会の高齢化が懸念されていることが報告された。市としては、猟友会への支援や新たな地域での協力体制の構築が必要だという意見が上がった。
最後に、トイレの状況や男女共通のトイレの設置について、市としての取り組みを進めることが再確認され、引き続き関心をもって見守る必要性があった。これらの議題は地域社会に大きな影響を及ぼすものであり、今後の施策に期待が寄せられる。