令和6年3月7日に開催された中津市議会定例会(第1回)。
この中で、令和6年度予算に関する詳しい質疑が行われた。議第11号、令和6年度中津市一般会計予算については、定例会で主要な課題とされる。
特に介護人材確保事業では、介護職の人材不足が深刻な課題であると指摘され、これに対する施策が求められている。また、公共交通対策事業についても、地域の交通の便を改善するための新たなアクションプランの策定が進められることが示されている。具体的には、交通弱者の支援や、デマンド交通の導入といった施策が考えられており、さらなる利用促進が期待されている。
教育振興についても議論が詰まった。部活動指導員の設置や学習指導員の確保は、教育現場でのサポート体制を強化するために不可欠であると考えられている。実際、いくつかの学校からは部活動に関して、さらなる指導員が必要であるとの声が上がっている。
中核をなす事業は農業振興事業についても取り上げられ、地域資源を活用した新たな事業の創出が求められている。市は、地域の特性を活かした振興策を推進し、農業の再生を図る方針を固めた。
さらに、指定ごみ袋の有料化に関する初年度の成果は、一定の反響を得ており、市民への環境意識の高揚が見込まれている。市民への周知方法も改善される見込みで、より多くの方に情報が伝達されることが期待されている。
出会いの場づくりや移住支援に関する施策も、他市の成功事例を参考にしながら効果的な活動を続けていくことが確認された。このような取り組みは、地域の活性化や婚姻率の向上に寄与するものとして重要視されている。
これらの施策は、福祉と交通、教育、環境負荷軽減を軸にした全体的な地域の発展に寄与することが期待される。議会では市長不在の中、担当職員によるスピーディーな対応が求められていると強調された。
今後も中津市では、効率的で持続可能な市政運営を推進していく方針である。