令和4年3月11日に開催された第1回中津市議会定例会では、複数の議案が上程され、様々な質疑が行われました。
特に注目されたのは令和3年度中津市一般会計補正予算(第13号)についてです。議員の三上英範氏は市民税が前年に比べ増加していることを指摘し、具体的な要因について質疑しました。「当初予算が減額されたためにその分が上振れした。」との税務課長の答弁がありました。
次に、令和4年度の予算案も取り上げられました。その中で、医療体制の充実について質疑が交わされ、病院経営戦略室の倉橋栄二氏は、「現在もコロナウイルス感染症対策に取り組んでいる」と説明しました。また、国からの補助金も活用し、医療経営安定化を図っている旨を述べました。
国民健康保険事業特別会計に関連しても議論が行われ、保険税減免対応について報告されました。保険年金課の榎本常志氏は、「コロナ減免による税更正が行われており、その結果、特定の世帯に減免が適用されている。」と説明しました。
さらに、新年度の一般会計予算案には経済対策として、低所得層への福祉支援が組まれています。議員たちは、「新型コロナウイルスの影響を受けた市民へのより一層の支援が必要だ」との声を上げており、市長や各部門長もこれを受け止め、人々の生活を守るための施策を講じていくことに同意しました。