令和4年6月21日、中津市議会は第2回定例会を開催し、各議案に対する質疑が行われた。
質疑の中で、須賀要子議員(新生・市民クラブ)は、令和4年度中津市一般会計補正予算について詳しく尋ねた。特に、中津市が渋谷キューズに法人会員として入会する決定に関し、その目的や期待される効果について質問した。総合政策課長の高尾良香氏は、「渋谷キューズの会員として多様な意見や事業が交差し、新たな取り組みの創出が図られる」と述べた。
その後、川内八千代議員(日本共産党)は、農業振興費及び商業振興費に関連する予算案に対し、具体的な内容や市民への影響について詳しく質問した。農政振興課長の原田宗法氏は、特に原油価格高騰に対する施設園芸農家への補助金や、農業経営収入保険制度の新規加入者支援について説明した。
また、プレミアム商品券に関する質疑も多く見られ、荒木ひろ子議員はその効果や過去の抽選漏れへの対策について質問した。商工・雇用政策課長の栗山昌也氏は「商品券購入希望者に対し、より多くの人が利用できるよう発行数を増やした」と答え、来年度の支援策についても期待を持たせた。
教育費に関しては、学校給食運営についても問題提起がされ、教育委員会は地元食材利用率向上に向けた取り組みや、今後の物価上昇を見越した支援案について内容を検討していることを強調した。
最後に、議会では土木工事に伴う事故の報告があり、事故の原因や対策に関する質疑が交わされた。建設部長の松垣勇氏は、これまでの事故を踏まえ、安全対策の重要性を再認識したと述べた。