令和6年3月18日、第一回中津市議会定例会が開催された。中津駅周辺の活性化や議会による課題解決の取り組みが議題に上がるなど、熱心な議論が展開された。
中津駅周辺の活性化については、三重野玉江市議が提案を行った。彼女は、中津駅がかつて賑わっていた頃の様子を指摘し、街の魅力と問題点について意見を求めた。語る中で、公共交通機関との連携の重要性や地域コミュニティの役割についても触れた。
「かつてのような賑わいが失われつつある」と三重野氏は危機感を示す。駅周辺の人々の交流を生み出し、街の活気を取り戻すための施策が必要であることを訴えた。さらに、観光誘客のために新たな取り組みが必要だと強調した。
この提案を受け、議会では様々なアイデアが飛び交っている。木ノ下素信市議は、「公共交通機関を活用した利便性向上を図るべき」と強調。地元の商業活動を支援する重要性についても言及した。
また、他の自治体の成功事例を挙げ、「日田市では歩行者天国の取り組みが効果を上げている。中津でも同様のイベントを開催し、地域のつながりを深めるイベントを実施すべき」と述べた。
一方で、議会の課題に対する取り組みについても多くの意見が出た。中西伸之市議は、地域の移動手段の確保、特に高齢者向けの公共交通の充実が急務であることを語った。他の議員も同様の認識を持ち、移動手段についての幅広い議論がなされた。
「公共交通の整備は、今後の人口動態や地域住民の生活に直結する」と川内八千代市議は主張し、地元のニーズを反映した施策を求めた。
議会が中津駅周辺や地域課題への解決に向け、より具体的な方針を示すことが強く求められていることが分かった。市民からの期待も高く、今後の進展に注目が集まる。各議員がそれぞれの見解やアイデアを持ち寄る中で、より活発な議論が今後も続くことが期待される。