令和5年12月中津市議会定例会(第4回)が行われ、議員たちが中津市の子育て支援と高齢者対策についての意見を交わした。
特に、林秀明議員は中津市らしい子育て支援についての提案を行った。彼は福島県の視察を通じて、子どもに愛される街づくりの重要性を訴えた。彼は「子どもたちが中津市を好きになってもらうためには、まずは大人が自信を持って魅力を伝えなければならない」と述べた。
また、林議員は「子育て条例の制定が必要であり、地域の子育て支援施策を実行する基盤を築くために、条例が大きな役割を果たす」と強調した。これによって、若い世代が中津市に戻ってくることを目指すとも述べている。さらに、奥村一義議員は中津市の文化・伝統を通じて子どもたちに郷土の魅力を伝える必要性について触れ、「お祭りや文化活動にもっと子どもたちを参加させることが重要である」との考えを示した。
一方、小住利子議員は一人暮らしの高齢者対策について言及した。彼は「単身高齢者の急増に伴い、介護や孤独死のリスクが高まっている」とし、未婚化や離婚が進む現状に危機感を抱いている。彼は、地域全体で高齢者を支えるための構築が重要であり、サポート体制の強化を求めた。
さらに、松葉民雄議員は単身高齢者の支援を拡充する必要性を強調し、地域の見守り体制の強化やコミュニティ活動の再活性化が求められるとの立場を示した。特に「地域のつながりを強化し、孤立を防ぐため、班長や地域の議員が積極的に関わるべきである」と訴えた。
全体を通じて、中津市議会の討議では、子育て世代や高齢者の支援が地域の未来に直結する重要なテーマであるとの共通認識が得られた。今後の取り組みが期待される。