令和元年9月11日に中津市議会は定例会を開き、各議員からの一般質問が行われた。特に、横領事件に関しては今後の見通しや市民への説明責任が焦点となった。川内八千代議員は、事件の進展状況と責任者の氏名公表について問いただし、教育委員会教育次長の大下洋志氏は、裁判手続き中で名前は公表できないと答えた。また、今回の事件が市民に与える影響の重さも指摘された。さらに、川内議員は国保税引き下げの必要性を強調し、一般的な保険税と比較して高い負担についても意見を述べた。
大塚正俊議員は地方創生に向けた施策の進捗状況を問う。また、日本遺産の認定についても言及し、観光客数や宿泊者数の推移など、具体的な数値による成果を求めた。観光協会の活動を引き合いに出し、今後の活用方法について具体的に示すよう要望があった。さらに、三上英範議員は、市民病院の受け入れ態勢や小中学生医療費完全無料化について発言し、医療費がタダになることの恩恵を市民への広報として強調した。
中津市の観光客誘致施策については、関連する地域や観光資源の拡大に力を入れる必要があるとされ、企業や商業者と連携することが求められた。
さらに、安全対策や危険な箇所の管理についても議論され、特に通学路の安全確保が再確認された。市の担当者は、スタッフが定期的に危険箇所を検査し、教育・生活環境課などとの連携で対策を講じていると述べた。