令和元年6月定例会が7月3日に開催され、主要議題として「市民の政治参加意識高揚について」と「通学路の安全確保について」が扱われた。その中で、投票率の低下が特に問題視され、各議員から具体的な対策が提案された。
髙野良信氏(議員)は、最近の統一地方選挙の平均投票率が45.1%で、過去最低水準であることを指摘した。中津市の投票率も57.82%に低下し、特に若年層への意識向上が急務であると語った。のちに、藤野英司氏や林秀明氏などが参加し、投票に対するイベントや割引特典などを提案した。これに対し、参加者からは「政治に対する関与が重要だ」との意見も出て、主権者教育の重要性が強調された。
続いて、大内直樹氏(議員)の提起により「通学路の安全確保について」議論が行われた。教育現場における経験から、登下校時の子どもたちを守るため、地域全体での対策が必要との意見が相次いだ。特に、交通事故や犯罪のリスクが増している中で、地域の見守り活動の強化が呼びかけられた。議員たちは、保護者や地域住民による見守りの重要性を再認識し、実際の通学路の点検および見直しの必要性を訴えた。
議会では、事故の影響を軽減するため、現在の交通ルールや安全対策の改善を求める声が多く上がった。投票及び通学路の安全確保は、いずれも市民生活を豊かにするための基盤であり、議会全体として取り組む姿勢が必要であるとまとめられた。