令和元年12月18日、中津市議会は第3回定例会を開催し、自由討議を行った。
主な議題は、「障がいのある人もない人もすべての市民が親しめるスポーツ施設の充実に向けて」だった。
議題提案者の角祥臣氏は、障がい者対応の重要性を強調し、現在の施設が老朽化や設備不足に直面していることを指摘した。
また、角氏は、中津市が共生社会ホストタウンに登録されたことを言及し、2020年東京オリンピック・パラリンピックを契機にスポーツ施設の充実が必要であるとの意見を述べた。
他の議員からは、スポーツ施設の老朽化が進む中、財政の厳しさも語られた。林秀明議員は、ランニングコストや施設のメンテナンスの重要性を述べ、全市民が利用しやすい施設作りを要望した。
本田哲也氏は、障がい者に配慮した情報発信が不十分であるとし、支援が必要な施設の調査や情報提供に関する問題を提起した。
吉村尚久氏も多目的トイレの不足を指摘し、改修の必要性を強調した。また、川内八千代氏は、既存施設の維持管理への予算措置が必要と訴えた。
総じて、議員たちはスポーツ施設の充実に向け、政府の支援や自治体間の連携が重要であると合意した。この自由討議により、議員間での意見交換が活発に行われたことが確認され、今後の議論に繋がる可能性が示唆された。