令和元年12月20日、中津市議会第3回定例会が開催された。
出席議員は全員24名、欠席はなし。議会では多くの案件が審議され、特に議第72号と議第92号については重要な論点が多数挙がった。
議第72号では中津市の一般職非常勤職員の任用と勤務条件に関する条例の改正が提案された。特に期末手当の支給が新たに加えられることが報告され、これに賛成する声も多かった。しかし、川内八千代議員は不安定な雇用形態が依然として続くことを懸念し、より正規雇用の拡充が求められるとの意見を述べた。
次に、議第92号では市長や副市長の給与に関する改正が議論された。この改正に対し、荒木ひろ子議員は、市民の経済状況を鑑みた場合、特別職の給与引き上げには慎重であるべきだと強調した。市の状況として、公共料金が上昇し、市民の負担が増加していることも指摘し、政策決定における透明性が求められるとの意見があった。
さらに、決議第1号として地方創生に向けた山国川の渡架橋およびそれに関連する道路の早期整備が提案された。この決議に関しては中津市と吉富町が連携し、両県境の発展を促進することが期待されている。
採決の結果、議第72号と議第92号は原案が可決された。議会では他にも多数の議案が取り扱われ、多くが賛成多数で原案可決となった。全体として、効率的な行政運営と市民サービスの向上が今後の議会活動に求められる中で、引き続きその状況を注視していく必要があると思われる。