令和4年度第1回豊後高田市議会定例会が開催された。
本会議は、16名の議員全員が出席し、無事に成立した。
市長の佐々木敏夫氏は、会期中の施策に関する説明を行った。
最初に人口減少対策を最重要課題として掲げ、具体的な施策を説明した。
特に「地域の活力は人である」との信念を基に、人口増施策と新たな観光振興の2つの柱を打ち出している。
佐々木市長は、子育てに関する施策の拡充を強調し、子育て世代の経済的負担を軽減する取り組みを行うと述べた。
これは、医療費の無料化や学校給食費の無償化に加え、新たに第5子以降の子育て誕生祝い金を200万円とする支援策を含む。
会議の中で、令和4年度の一般会計予算案についても説明が行われた。
予算総額は169億8,575万円で、前年と比較して13%の増加とされている。
市税や地方交付税の見込みについても、丁寧に説明された。
これに関連して、地域活性化のための施策が今後も続けられることが期待されている。
先立って発表された新たな観光振興施策についても言及され、市の観光資源を活用した地域経済活性化が目指されている。
特に「昭和の町」や「長崎鼻」などの観光地において、新たな施設の整備が進められていると述べた。
国土交通省の地域づくり表彰特別賞などの受賞歴も挙げられ、プロジェクトの成果が評価されていることが強調された。
議長辞職の件についても議題に上がり、前議長の北﨑安行氏が辞職した。
その後、土谷信也氏が新たな議長に選出された。
また、副議長辞職後の選挙では、井ノ口憲治氏が副議長に選出され、議会運営の円滑化への意気込みを表明した。
全体として、この定例会では市政の重要な施策と、議会の運営に関する重要な決定が行われた。