令和3年第4回定例会において、於久弘治議員はコロナワクチン接種や観光振興など多岐にわたる質問を行った。
まず、コロナワクチン接種状況において、国内の2回目接種率は76.9%であり、新規感染者数が減少していることが報告された。特に県内では10日連続で新規感染者がゼロとされており、感染予防を続ける必要性が強調された。
次に、観光振興についての取組では、商工観光課長の河野真一氏が、アフターコロナを見据えた施策が進行中であると述べた。具体的には、県内の観光地が再活性化しつつある中で、マイクロツーリズムの促進を図り、特に昭和の町のリ・ブランディングや長崎鼻リゾートキャンプ場の魅力を高めることに注力しているという。加えて、来年には全国規模の温泉科学会が開催され、観光促進を図る契機とする意向が示された。
また、高齢者支援に関する提案があり、社会福祉課長の田染定利氏は、昨年度から感染症対策として地域サロン活動が自粛される中、ハイリスクグループの高齢者への支援が求められていいることを強調した。今後の取組として、感染対策を行いながらの活動再開が見込まれる。
さらに、教育に関する取組では、学校教育課長の衛藤恭子氏が、デジタル教育を推進するGIGAスクール構想の進展を発表した。タブレット端末の導入により、子供たちの学習効果が向上し、教職員の負担軽減も期待されているとのこと。一方で、指導面での支援が必要であるとも指摘された。
選挙投票率向上策についても議論され、選挙管理委員会の藤重深雪氏は、出前講座等の啓発活動が行われており、特に若年層の投票率向上策が求められていることを言及した。
このように、令和3年の定例会では、コロナ対策から観光振興、教育、選挙に至るまで、幅広いテーマで市の取り組みが議論された。特に、各部署間で連携した施策の進展が見込まれている。