令和3年3月3日、豊後高田市議会の第1回定例会が開かれた。
今回の会議では、重要な動きがいくつか見られた。最も注目されたのが河野徳久議長の辞職である。副議長の阿部輝之氏がこの議長辞職を代行することを伝えた。議長辞職に対し、議会は異議なく許可した。河野議長は任期の重責を果たしたことに感謝の意を示し、今後は一議員としての活動を続ける意向を表明した。
新たに議長に選ばれたのは北﨑安行氏である。議長選挙では、出席議員16名中、有効投票15票のほか無効票が1票あった中で、北﨑氏が圧倒的支持を受け当選した。彼は今後、議会を率いるべく抱負を語り、協力を求めた。
また、副議長の辞職にともない、阿部氏が副議長の辞職願を提出し、こちらも異議なく許可された。新たな副議長に選出されたのは中尾勉氏で、彼もまた副議長としての役割を全うする決意を示した。これらの人事の変更は、議会の運営に重要な影響を及ぼす。
さらに、議会運営委員や常任委員の選任も行われた。選任作業は議長により指名推選方式で行われ、特に議会運営委員は全員が議長の指名を受けて決定に至った。また、次期議会運営委員の正副委員長の互選も早々に行うことが決定した。
最終的に、市長の佐々木敏夫氏が令和3年度一般会計予算案を説明した。彼は人口減少や新型コロナウイルス感染症の影響を受け、地域の活性化が重要であると強調した。特に、ワクチン接種の進展と社会経済の再活性化に向けた取り組みが重要であると述べ、支援策を提案した。市民全体で取り組まなければならない課題であり、政権による支援を確保しながら推進していく意向を示した。そのため、令和3年度は149億円を超える予算計上が見込まれており、しっかりした施策が求められている。
先の市民の生活向上にも配慮した施策を行うことで、地域の再生と活性化を目指していることが強調された。議会はこの方向性を支持し、今後の活動に協力する姿勢を示した。