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豊後高田市定例会、教育・子育て支援を優先課題として議論

豊後高田市の令和4年第3回定例会で、生命(いのち)の安全教育や子育て支援が主要なテーマとなり議論された。
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令和4年12月12日、豊後高田市は第3回定例会を開催し、一般質問が行われた。

まず、毛利洋子議員が生命(いのち)の安全教育について取り上げた。

この教育は、性暴力や性犯罪から子どもたちを守るためのものであり、文部科学省や内閣府が連携し教材を製作している。毛利議員は、「性犯罪、性暴力が低年齢化し、悩みを抱える子どもたちが増えている」と指摘し、市が独自に教育を行うことを要望した。学校教育課長の衛藤恭子氏は、この観点から既に教育に取り組んでいると答えた。

続いて、毛利議員は、出産・子育て応援交付金事業について質問した。この施策は、経済的支援を通じて安心して子育てできる環境整備を目指すもので、若い世代に対する支援が強調された。子育て支援課長の水江和徳氏は、「地域の孤立感を解消し、一貫した支援を進める必要がある」と述べた。

また、毛利議員は、男性用トイレへのサニタリーボックス設置についても言及した。市参事の安田祐一氏は、「現在の設置状況を確認し、必要性を検討したい」と回答した。

その後、北﨑安行議員はプレミアム商品券の販売について質疑を行い、販売方法を見直す必要があると述べた。商工観光課長の河野真一氏は、販売方法の改善を検討中と述べ、将来的には抽選販売を考えていることも明かした。

さらに、河野議員は豪雨対策についても強い懸念を示した。特に西新町での浸水被害について具体的に問題を提起し、上下水道課の本田督二氏が排水ポンプの能力不足を認識していることを確認した。

最後に、大石忠昭議員が林道管理の問題を提起し、その責任が問われる状況について厳しい意見を述べた。耕地林業課の阿部博幸氏は、今回の災害が所在せず過去の管理不足も影響したと認め、今後の対策を検討すると回答した。

このように、議会では多方面にわたる市民へのサービス向上のための施策が議論され、各課長がその実施について前向きな姿勢を示した。市民の安全と生活向上を目指す取り組みが求められている。

議会開催日
議会名令和4年12月第3回豊後高田市議会定例会
議事録
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