令和3年11月30日、豊後高田市で第4回定例会が開かれた。
本会議では、会期の決定や各議案の提案理由が説明された。出席議員は16名、全員出席で会議は成立した。
会期は本日から12月15日までの16日間と定められ、今後の予定も報告された。閉会中の継続審査について、決算審査特別委員長の中尾 勉氏が報告を行い、令和2年度の決算認定について質疑が行われた。
地域おこし協力隊の活動や補助金に関する質疑が数件あり、委員からの関心が寄せられた。決算議案は全員異議なく認定され、さらなる行政評価へ向け念入りな取り組みが示された。
市長の佐々木 敏夫氏は、長崎鼻リゾートに関する取り組みについて報告した。令和3年度地域づくり表彰審査会特別賞や観光庁長官賞を受賞したことが、高く評価されたと強調した。
また、2020年度はコロナ禍にも関わらず、過去最高の11万人の入込みがあったと報告。今後も観光資源の磨き上げに努め、地域活力向上に貢献する意向を示した。
地域振興策として、子育て支援や移住・定住策の充実が進んでいる。特に、高校生までの医療費無料化などは大分県内での注目を集めている施策である。昨年から7年連続で転入者が転出者を上回る社会増を達成し、地域の活力を示した。
また、11月に行われたスポーツ大会では、高田中学校陸上部が初優勝を果たし、全国大会への出場権を獲得。スポーツの振興が地域社会の活力になっている。
会議においては、行政サービスの向上や地域の潜在能力を引き出すための取り組みが重ねて語られ、今後の進展が期待される内容であった。市長は市民とのつながりを重視し、地域貢献へ尽力する姿勢を強調した。