令和3年第4回豊後大野市議会定例会が開催され、重要な議案が多数提案された。
会期は本日から12月21日までの23日間と決定。
各議案につきまして、議長が進行し、事務局から配付された議事日程に沿って進行される。
まず、川野文敏市長が行政報告を行い、地域の新たな取り組みや行事について触れた。
その中で、藤居醸造合資会社のクラフトビール製造の開始が紹介された。
県内初の取り組みであり、観光産業への貢献が期待される。
また、11月に開催された「豊かな国の森づくり大会」の結果についても報告された。
このイベントは全国育樹祭のプレイベントであり、地域の子どもたちとともに植樹活動を行った。
これにより、地域の緑化活動への理解が深まることが期待される。
本定例会においては、合計13の議案が提案され、その中で第92号議案、令和3年度豊後大野市一般会計補正予算(第8号)が特に注目を浴びた。
この議案では、歳入歳出予算に500万円を追加し、総額287億3,129万3,000円とする内容。
質疑では、後藤雅克議員が地場産品等の広告宣伝支援事業について質問した。
河室晃明まちづくり推進課長が、説明会の参加者は21者であったと回答。
今後は参加者への通知を行い、事業の周知を経て、先着順に支援を行うという方針が示された。
続けて、その他の議案も一括で提案され、特に第85号議案から第97号議案に関して多くの説明がなされた。
国民健康保険税条例の一部改正や、消防指令業務の委託に関する議案が含まれており、地域の安全や健康に直結するものである。
請願としては、核兵器禁止条約に関して、日本政府への請願が提出された。
原田健蔵議員が趣旨説明を行い、核兵器廃絶に向けた市議会の意義を強調した。
総じて、本定例会では市民生活に直結する内容が多く含まれ、今後の審議が注目される。