令和4年12月13日、豊後大野市議会第4回定例会が開催され、多数の議案が審議された。
議事日程では、第65号議案の豊後大野市職員の定年等に関する条例等の一部改正が取り上げられ、定年の延長についての意見が交わされた。
特に、職員の長期雇用と待遇改善に関する議論が活発であった。川野文敏市長は、「長期的な視点で職員に働きやすい環境を整える必要がある」と述べ、改革の重要性を強調した。
さらに、第75号議案の豊後大野市俚楽の郷伝承体験館条例の廃止についても注目が集まった。商工観光課の安藤久美子課長は、「利用者数が年々減少していることから、今後の運営を見直す決断をした」と説明した。特にコロナ禍による影響が多く、例年に比べ利用者数が10分の1に激減している現状に対する課題が指摘された。議員からは「新しい観光資源としての活用方法を模索すべき」との声が上がる中で、再活用の道筋を探る意見が交わされた。
また、工事請負契約の締結に関する議案や各種条例の改正についても詳細な質疑が行われ、重要な公共事業の進展とその予算案についての確認がなされた。特に教育関連の予算の追加とその具体的な効果について、議員間で意見が分かれた。
最後に、令和4年度豊後大野市一般会計補正予算(第9号)や補正予算に関する提案が提出され、大方の支持を得て賛成多数で可決された。議会は次回も活発な議論を期待するとして、議論を終えた。