令和4年6月23日、豊後大野市議会は、第2回定例会を開催した。
この日は、11件の議案が上程され、議員が質疑を行った。特に注目されたのは、第44号議案の工事請負契約の締結である。この議案に関して、春野慶司議員は、入札の過程で設計図書を確認した業者数が不明であることを指摘した。
春野議員は入札価格が予定価格の100%であることに違和感を表明し、市が事前に入札業者の状況を把握しているのかを問うた。これに対し、平山元彦財政課長は、電子入札システムでは参加業者数が確認できず、疑念は持たないと説明した。
さらに、春野議員は原材料の値上がりに伴い、予定価格にその影響が考慮されているのか尋ねた。平山課長は、予定価格には値上がりを見込んだ分は含まれていないと答えた。
また、請負業者は資材高騰に対する請求が可能であることが説明されたが、単純に請求額が全額認められるわけではない点も強調された。
さらに、第46号議案では、豊後大野市一般会計補正予算が審議され、質疑が省略される形で進められた。この補正予算には、マイナンバーカード申請の支援業務が含まれ、高野辰代議員が委託業者や委託期間について質問したところ、市民生活課長は、年内に委託業者を選定し、来年2月28日までの業務を予定しているとの回答があった。
豊後大野市の椎茸生産支援策に関する議案も登場し、原材料の高騰に対抗するための補助金が増額されることが了承された。
この日の会議で議決された多くの議案は、豊後大野市の今後の行政運営に大きな影響を及ぼすものと期待されている。次回の開議は、6月30日に予定されている。