令和元年6月の定例会が開催され、様々な重要な議題が取り上げられた。特に、平成29年及び平成30年の豪雨災害の復旧状況についての報告は、注目を集めた。これに関連して、衞藤正宏議員は、災害の復旧作業の進捗を問い質した。最高37件の契約が完了しており、進捗率はそれぞれ63.8%と25.8%であるとされ、関係者は全面的な復旧に向け、全力を挙げていると強調した。
さらに、嶺英治議員による、日本ジオパーク全国大会2019おおいた大会の成功に向けた取り組みについても言及された。この大会が市に与える影響として、市民の参加促進や地域の活性化が期待されている。特に、2,000人規模の参加を見込んでおり、地域の特色を活かしたブースの設置が計画されていることが明らかになった。
また、給食費の無償化についての質問も行われた。学校給食の負担軽減策は講じられているが、現在のところ無償化には至っておらず、財政的な観点から議論を進めていく必要があるとの認識が示された。
市道の維持管理についても議論がなされ、特に地域担い手の高齢化が進行中であることが指摘された。市は草刈り作業に対する補助金を支給し、地域間の連携を強化していると報告した。
防災行政に関しては、各地域の危険察知能力の強化が求められており、防災士の育成・活動支援に積極的に取り組んでいることが説明された。さらに、地元の防災士同士の連携の重要性も言及され、今後のさらなる連携を図る方針が表明された。
最後に、農業振興に関する質問があり、特に担い手の確保や若者への支援に力を入れていることが述べられた。補助金などの支援も行なわれており、農業用水の危険箇所に対する調査と対策が進行する見込みであることが報告された。