令和2年第1回豊後大野市議会定例会が、2月25日に開会した。市長の川野文敏氏は、59案件を提案し、内訳は議案57件、諮問2件であると述べた。
会期は本日から3月19日までの24日間と決定した。川野市長は、令和2年度より普通市として自立した運営が求められる中、"働く場の確保"、"子育て支援の充実"、"学校教育の充実"を政策の柱に掲げた。特に、定住促進に係る持家取得の助成の条例改正が注目されており、スムーズな定住を促すための新たな施策が導入される。
この定例会では、第1号議案から第57号議案までが一括上程され、質疑・討論が行われた。特に第1号議案では地方公務員法改正に伴う整備が必要であり、関連条例の変更案が提案されるなど、市の運営に向けた重要な議題とされている。また、予算案に関連する第29号議案では、一般会計予算が前年度比2.0％増の297億2,000万円とすることが確認された。これにより地域振興のための施策が実施される見通しだ。
川野市長は、"皆様のご理解をいただき、会期中の慎重な審議をお願い申し上げます"と呼びかけた。議会では今後、一般質問や質疑なども行われ、議員たちの活発な意見交換が求められる。全ての議案は原案通り可決され、次回は3月3日午前10時に開議される予定である。