令和元年第1回豊後大野市議会臨時会が5月21日に開催された。
この会議では、議長の辞職が発表され、新たに副議長の衞藤竜哉氏が議長に選任された。選挙の結果、衞藤氏が9票の支持を得たことが確認される。
前議長の佐藤辰己氏は、2年間の議長としての任期を振り返り、市民との信頼関係の構築について言及した。その中で、「二元代表としての責任を重く感じる」と強調した。
また、議会の運営においては、承認第2号から第4号までの条例改正に関する議案が一括上程され、それぞれの内容が審議された。市長の川野文敏氏は、条例改正の理由として、制度変更に伴う必要性を説明した。特に、「国民健康保険税条例の一部を改正する理論が重要だ」と述べた。
豊後大野市の国民健康保険に関する質疑では、神志那文寛氏が賦課限度額の引き上げに異議を唱え、影響を受ける世帯数を442世帯と指摘。税務課の麻生和男氏は、「影響を受ける世帯数は72世帯、増収分は211万560円」と回答した。さらに、軽減措置の拡大の影響に関する質疑では、麻生課長が「減収分は113万9,300円」と述べ、議員間での意見が交わされた。
最後に、副市長の選任についても議論が行われ、新たに石井聖治氏が選任されることが確認された。「歴豊な経験を持つ石井氏が財政面での知識を活かしてくれるだろう」と市長は期待の言葉を述べた。
会議は、各議案の採決を行い、全てが賛成で可決。議会の活発化に向け、各委員の選任や報告も行われた。午後3時に閉会し、今後の議会運営への期待感が高まる中で会議が終了した。