令和4年12月13日、妙高市議会定例会での議論が行われた。オープニングでは今日の出席議員が17名であることが確認され、議事が進行された。
一般質問の中で、渡部道宏議員は新図書館の設計変更に関する懸念を表明した。具体的には、高校生や訪問者たちが利用しやすい施設になるかがポイントと述べた。「若者が利用しやすいスペースにしなければならない」と強調し、さまざまな利用方法を考慮した設計が必要だと訴えた。教育長の川上晃氏は、設計段階から市民との意見交換を進めていると答えた。
さらに渡部議員は、内陸部の住民の声を反映させるため、カフェスペースの位置や広さを再考するよう求めた。渡部氏は「多様な利用法を考え、設計を見直すべきだ」と発言し、今後の設計への期待を込めた。また、ほっとランドについても再稼働の要望が相次ぎ、一部の市民からは利便性の向上を求める声があがった。
一方、横尾祐子議員は、多くの市民に親しんでもらうための新図書館利用計画を提案した。定期的な市民行事やアートギャラリーの設置など、交流促進を目指した仕組みを望むと述べた。土台となる施設の魅力を引き出すことで、高校生や一般市民が多く訪れる場所になるよう、運営が期待される。
阿部幸夫議員は、観光促進策としてのサテライトキャンパスの誘致を提案し、地域経済の活性化を目指したいと発言した。市長は地方移転の課題を認識しつつ、地域資源を活用した学生受け入れの重要性を述べた。若者が地域で学び、多様な文化に触れる環境作りの必要性を強調した。
霜鳥榮之議員は、新たに整備された国道292号の安全対策について多くの提案を行った。特に交通表示や安全標識の設置と地域住民からの要望に対して市が真摯に向き合うことを求めた。市側は、事故防止に向けた適切な対応を続けると約束した。
整体として、この議会では市民のニーズに応える施策が採択され、地域の活性化に寄与する方針が示された。市は住民の声に耳を傾け、未来を見据えた発展に向けた取り組みが求められている。