令和6年第2回妙高市議会定例会が3月22日、開催された。
議議案第2号、令和6年度妙高市一般会計予算に関する議論が大きな焦点となった。これには、議案第4号後期高齢者医療特別会計や第30号の損害賠償関連の承認が含まれている。市長の城戸陽二氏は、予算案の内容について説明し、数多くの施策が地域社会に恩恵をもたらすと述べた。
会議では、総務文教委員会の天野京子委員長が、上記の議案についての審査結果を報告した。特に、議案第30号に関しては、水道の濁りによる損害賠償が339万8714円に上るとして、保険会社の調査結果をもとに賠償額が決定されたことが際立った。
市長も、市の水道について問題点を認識し、再発防止に向けた対策を強化する意向を示した。「設備の点検頻度を見直し、今後の事故防止に努める所存である」と市長は語った。
また、議案第4号においては、後期高齢者医療制度の持続性が課題として取り上げられた。この予算が通じて、高齢者が安心して医療を受けられる体制を構築する重要性が強調された。加えて、委員会内での質疑応答では、委員の方々からも多くの意見が出され、今後の超高齢社会に向けた具体的な施策の検討が求められた。
各議案は、ほぼすべてが全会一致で可決され、妙高市の発展に寄与する充実した内容となっている。特に高齢者医療については、今後の経済情勢や社会状況に適応した見直しが必要不可欠であるとの認識が広がった。市議会では、これからも更なる透明性ある議論を進め、地域の利益を最大限に引き出すべく努めることが確認された。また、今回の議案の通過により、つくるべき未来に向けた一歩を踏み出したと言えるだろう。