令和2年第6回妙高市議会定例会が、9月1日に開会した。
市長の入村明氏は、今期の議題が条例及び予算に関わる20件であることを報告した。本定例会では、損害賠償和解に関する議案や市道認定、さらには補正予算案など、重要な課題が山積している。
日程に入る前、入村市長は、出席議員に多忙の中での出席に感謝の意を表明した。特に、条例関係3件、議決案件3件、予算関係2件、人事案件2件といった多岐にわたる内容が審議されること議会運営の重要性が強調された。各案件が審議に付される中、特に目を引くのが議案第54号の損害賠償和解に関する内容である。
堀川義徳議員が質疑を行い、市の公用車による交通事故について言及した。今回の事故は、市職員の脇見運転によるものであり、賠償額は約91万円。堀川議員は、今後公用車の安全性能向上に向けた対策を求めるなど、当局の責任を問いただした。
総務課長の平出武氏は、新車購入時にドライブレコーダーを装備する方針を説明し、安全装置が搭載されている車両の導入も考慮する意向を示した。一方で、職員の交通安全意識向上のため、年間を通じて全職員に交通安全講習を実施し、また事故が発生した場合は注意喚起を行う体制が整えられていることを明らかにした。
次に、日程第5の市道認定に関する議案が提出された。市長は市道認定に伴い、宅地造成に伴った新たな道路4路線の認定を予定していると述べた。また国道292号の変更認定も議題に上がり、県からの移管に伴う終点変更についても説明が行われた。佐藤栄一議員は新井駅前線の市道化について確認した。
入村市長は新たに認定する市道は公共性を確保するためのもので、安全管理が重要であると強調した。