令和2年第4回妙高市議会定例会が開催された。
今会議では、多くの議案が審議された。特に注目されたのは、地球温暖化対策に関する報告と、経済回復を目指した施策についての提案である。
入村市長は「2050年までにCO2排出量実質ゼロを目指すことを宣言する」と述べ、市民と地域環境を守るための具体的な施策を講じる考えを示した。
また、専決処分の承認では、観光需要の回復を図るための経済対策として、宿泊した県民に対し、市内の飲食店やお土産店で使用可能なクーポン券を配布する施策が賛同を得た。総額2150万円の補正予算が提案され、スムーズな施策の実施が期待される。これに対し、議員からは「利用できる店舗が限られているのではないか」といった懸念の声も上がった。
また、議案第38号に関する議論では、保育園の統合新築に関する工事契約が提案され、より良い保育環境の実現に向けた取組が進められる見通しである。市長は今回の工事を利用して、地域全体の保育・教育充実を図る意向を示した。
一方、タブレット端末の購入に関しては、今後のICT教育の充実に向け、多くの議論が交わされた。教育長は「タブレットの導入により、プログラミング教育の必修化に対応していく」との見解を述べ、具体的な教育内容についても言及した。