令和2年第8回妙高市議会定例会が、2020年11月30日に開かれた。
会期は19日間と決定され、54件の議案が審議される予定である。入村明市長は、冬の訪れを感じる中、出席議員に感謝の意を示した。会期中の主な議案には、条例改正や予算補正などが含まれる。
まず、議案第75号では、妙高市議会の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の改正が提案された。市長は、給与改正に関する4つの条例の改正を必要としていると説明した。霜鳥榮之議員が、一般職員についての組合との話し合いの内容を質問し、平出武総務課長が、執行部との協議に理解を得ていると回答した。
次に、議案第76号から第78号の間では、任期付職員の採用関連や入湯税条例の改正、奨学金貸付条例など、複数の条例の整備が必要とされ、平出武総務課長が制度化に伴う必要事項の整備を説明した。
議案第79号と第80号は、介護保険条例の改正を内容とし、岡田雅美福祉介護課長が、市民からの理解と協力を得て進めると述べた。また、議案第81号については、都市計画下水道事業の受益者負担に関する条例が改正される。
さらに、指定管理者に関する議案(第82号~第100号)も提案され、地域の公共施設について現行の指定管理者の維持が話し合われた。村越洋一議員が文化ホールにおける新図書館整備との関連で質問する場面があり、鴨井敏英生涯学習課長が、今後の進行に対する認識を示した。
最後に、入村市長が、新型コロナウイルスに関連する補正予算についても触れ、具体的に3461万円の増額補正を提案した。その中には、介護保険施設向けのPCR検査の助成が含まれ、高齢者のサービス利用を支援する目的がある。市議会は、これらの議案を円滑に進めるため、最後まで協力を強調している。