令和4年6月定例会の一般質問にて、様々な重要な課題が取り上げられた。
まず、天野京子議員が子どもの目の健康について言及した。コロナ禍の影響で視力低下が懸念されている中、視力検査や教育機関での支援の必要性を強調した。また、鯖江市の「眼育さばえプロジェクト」を参考に、視覚検査の強化や啓発活動の重要性を述べた。教育長の川上晃氏は、市内小・中学校の視力検査結果を示し、視力低下への対応策を着実に進めていく方針を示した。
次に、自転車の安全利用についての議論が展開された。天野議員は自転車利用者の安全を確保するための啓発活動の必要性を訴えた。また県内で自転車損害賠償責任保険加入が義務化され、教育機関にも責務の確認を求めた。市長の入村明氏は、自転車交通のルールについて教育機関や地域コミュニティと連携し、啓発を進めていく考えを示した。
また、物価高騰や原油価格の影響に対し、天野議員は市の取組に対して質問し、プレミアム商品券の発行やその他の支援戦略について具体的な説明が求められた。入村市長は、地区ごとのニーズに応えつつ、支援策の強化を図り、家計への負担軽減に注力する旨の方針を述べた。
さらに、児童虐待に関する問題にも焦点が当てられた。天野議員は、地域住民の意識向上が重要であると訴え、啓発事業の実施を求めた。教育長は、早期発見のための啓発活動を今後も広範囲に進めていく考えを示した。
最後に、国や県から受けた支援についても議論があった。えちごトキめき鉄道の経営状況への影響や、公共交通の持続可能な運営についても市民の意見が数多く寄せられ、地域交通の確保が改めて重要視されていた。市長は今後も地域の交通インフラ強化に向けて取り組む意思を表明した。